脇差 () 金 高        古刀 美濃国
       

     
     平造り庵棟、刃長34.8p
(1尺1寸4分8厘)、反り0.7p(2分3厘)
     元身幅3.0cm、先身幅2.7cm、元重ね4o、先重ね4o。
     地鉄、小板目に刃寄り流れ肌を交え、白気ごころ。
     刃紋、匂勝に小沸つき、尖り互の目乱れ、足入り、刃縁に砂流絡む。
     帽子、乱れ込み、先掃きかけて丸に返る。
     茎、尻はうぶで僅かに区を送る、勝手下がり、栗尻。


※この金高は美濃国関鍛冶で永禄から始まり元禄頃まで続いています。関鍛冶と
 言えば「兼」の字を冠する刀工がほとんどですが、僅かに兼の字を使わない刀
 工も存在し本作刀は好資料です。




    白鞘・保存刀剣鑑定書付    

    
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