脇差 () 肥後同田貫宗廣              新々刀 肥後国
       天保六年正月日

     
     本造り庵棟、刃長45.2p
(1尺4寸9分2厘)、反り1.2p(4分)
     表裏腰元に護摩箸を彫刻する。
     元身幅2.94cm、先身幅2.53cm、元棟重ね4.2o、先棟重ね3.8o、
     元鎬筋重ね5.8o、先鎬筋重ね5.1o。
     地鉄、総体に小板目がつみ、刃寄り流れ肌を交え、細かな地景が入る。
     刃紋、小沸出来、互の目乱れ、処々尖りごころ、足入り、刃縁に砂流し絡み、匂口明るく冴える。
     帽子、乱れ込み、先尖り、深く返る。
     茎、うぶ茎、化粧ごころに(磨出しは切)浅い勝手下がり、浅い刃上がり栗尻。


※同田貫一派は桃山時代に肥後の加藤家に仕えた刀工集団で、「上野介国広」や「左馬介国勝」
 等を筆頭に桃山から慶長にかけ活躍しました。左馬介国勝は後に加藤清正より「正」の字を
 賜り「正国」と改めると伝えています。本作は天保から明治の始めまで活躍した宗廣の脇差
 で、慶長新刀を思わせるような迫力満点の姿をしております。この宗廣は銘に「上野之介拾
 代」「延寿太郎」等と添銘を切ったものがあります。




    白鞘・特別貴重刀剣認定書付    

    
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